医療機関の第一印象を決める接遇レベルを維持する為の第一歩は、優秀な職員を採用することから始まります。
優秀なスタッフ採用の為に大切な面接質問話法について書かせて頂きます。

 クリニックの採用面接の場面で、最も多いNG応対は、何よりも「院長が話しすぎる」ことです。面接に入ると、早速院長が「うちは~をコンセプトに、~に力を入れていて・・」と話しはじめてしまいます。一通り話し終えた段階で「こんな感じでやってますので、よろしくお願いします」「ところで、うちは残業があるけど大丈夫ですか?」と条件を確認し、「じゃあ早速いつから入ってもらいましょうか」と話が進んでいきます。
 その結果、「思っていた感じと違う」という悩みを後日お聞きすることも珍しくありません。

サブテーマ①:面接では相手に「話させる」ことが大切
 面接の一番の目的は「人物を見抜く」点にあります。クリニックの理念や方針も大切ですが、それ以上にまずは「相手がどのような人か」を把握することが先決です。そのためには、面接の場面で相手の考えや価値観に触れる質問を投げかけ、そこで見え隠れする人柄や対応力、コミュニケーションスキルなどを適宜キャッチし、できるだけ多くの情報から判断できるようにしておくことが重要です。抽象的な表現で回答してきた場合は、「具体的にはどのようなことでしょうか」「例えば、これまでそのような経験はありますか?」などと掘り下げて聞いていくことが必要です。

サブテーマ②:質問の内容は事前に確定を
 また、限られた面接時間の中で効果的な面接を行うためには、質問を予め考えておくことも欠かせません。履歴書は必ず事前に送ってもらい、目を通すようにします。
その中で、前職の離職理由や、当院への志望動機、仕事に必要なスキルなどについて気になる箇所をチェックしていきます。転職が多い人であれば、面接ではひとつひとつ全ての離職理由の確認が必要です。

 このような履歴書のチェック方法や、面接時の質問スキルについては、クリニックの院長向けに開催しております「医院経営塾」で具体的にお伝えしています。この勉強会では、実際の面接の場面を映像で見ていただき、「どこに問題があるか」を考えていただきながら、面接の効果的な進め方について解説しております。是非、一度勉強会に足を運び、効果的な面接につなげてください。

株式会社日本医業総研

石川恵
投稿日 2022.11.09

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