多くの医療機関では限られた人数で業務分担を行っており、急な退職者が出た場合には、業務引き継ぎで混乱する事例が多く見受けられます。その最たる要因である退職時に残っている有給休暇をまとめて取得したいという申し出が出された場合、業務引き継ぎが出来ない儘の退職となってしまいます。このような申し出があった場合、原則的には与えなければなりませんが、就業規則に引き継ぎ義務を明記して置くことで、業務引き継ぎを円滑...
年が明けますと、徐々に春闘のニュースを目にすることが多くなります。この時期に、毎年院長から質問を受けるテーマが、昇給についてです。クリニックの昇給の実態は様々ですが、効果的に昇給を行うためには、以下2点を押さえていただくと良いでしょう。1.長期間(10年以上)同等額で昇給し続けられるか2.昇給がスタッフの勤務意欲につながっているか■「長期間同等額で昇給し続けられるか」 クリニックによっては、1万円...
医院としての接遇力を高めるためには、まず採用の時点で良い人材を確保することが欠かせません。自分の考えを曲げない人や、そもそも相手中心の考え方を持たない人に対して、いくらクリニックの目指すあたたかい対応を求めても響いていかないのが実態です。サブテーマ①:即戦力よりも「育つ人材かどうか」で選ぶ クリニックのスタッフとして、勿論知識や経験があることは望ましいのですが、知識や経験は一定の時間をかければ「...
医療機関の第一印象を決める接遇レベルを維持する為の第一歩は、優秀な職員を採用することから始まります。 優秀なスタッフ採用の為に大切な面接質問話法について書かせて頂きます。 クリニックの採用面接の場面で、最も多いNG応対は、何よりも「院長が話しすぎる」ことです。面接に入ると、早速院長が「うちは~をコンセプトに、~に力を入れていて・・」と話しはじめてしまいます。一通り話し終えた段階で「こんな感...