では、平成29年4月(2017年)に予定されている消費税率10%への引き上げには、どのような対策が取られるのでしょうか。 現状で考えられる損税解決策としては、次の4つの方法が挙げられます。 大きな区分としては、消費税法第6条の非課税規定を見直し、社会保険診療に関しても課税取引に改める方法か、現状のままの非課税規定の元での解決策に区分されることになります。 (1)課税方式への変更 課税方式への変更...
平成29年4月(2017年)には消費税率10%への引き上げが実施される予定となっています。 以前より課題となっていた軽減税率導入については、食料品全般に対する軽減税率導入制度が実施される事となりました。 一方、医療機関の控除対象外消費税(いわゆる損税)問題については、中央社会保険医療協議会において「医療機関等における消費税負担に関する分科会」が、平成24年6月(2012年)に第1回が開催され、平...
医療機関の広告手法としては、駅看板、電柱広告、タウンページというものが主流でした。しかし、今は患者さんがこのような広告媒体に頼ることなく、インターネットによる医療機関検索を行うようになっています。平成23年健康保険組合連合会「医療に関する国民意識調査」によると、医療機関を選ぶときの情報源は、次の様な現状が分かります。平成23年健康保険組合連合会報告書医療機関を選ぶ時の情報源に関してのアンケート調...
採用面接の一番の目的は「人物を見抜く」点にあります。院長の思いやクリニックの理念も大切ですが、それ以上にまずは「相手がどのような人か」を把握することが先決です。そのためには、面接の場面で相手の考えや価値観に触れる質問を投げかけ、そこで見え隠れする人柄や対応力、コミュニケーションスキルなどを適宜キャッチし、できるだけ多くの情報から判断できるようにしておくことが重要です。今回は、面接時にぜひ取り入れ...
■医療広告ガイドラインについて医療機関の広告が、平成19年の第5次医療法改正で大きく変わった事を、前回で書かせて頂きました。では、具体的にどのような点が変わったのでしょうか。それを理解する為には、厚生労働省から出されている「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関して広告し得る事項等及び広告適正化のための指導等に関する指針」、いわゆる「医療広告ガイドライン」と平成19年9月に作成された医療広...
■就業規則先生の診療所では就業規則は作られていますか。就業規則は、従業員が10名以上では作成の上、労働基準監督署への提出が義務付けられています。しかし、従業員が10名以下の場合でも、就業規則は作成しておく必要があります。就業規則とは、賃金や労働時間などの労働条件に関することや職場内の規律について定めたことを規則として作成しておくものです。すなわち、事業主と従業員が働く上でのルールブックです。就業規...