平成24年度の診療報酬改定から2025年問題を意識した改革が続いており、地域包括ケアシステムを意識してかかりつけ医と在宅医療のルールが変更され、現場の医師や事務員の混乱を招いている。今次改定では、大きな目玉と言えるような新設項目は無いものの、地域包括ケアシステムに関連するものとして、小児かかりつけ診療料、在宅での緩和医療・化学療法が新たに評価されている。また在宅時医学総合管理料等のルールが大幅に変...
年が明けますと、徐々に春闘のニュースを目にすることが多くなります。この時期に、毎年院長から質問を受けるテーマが、昇給についてです。クリニックの昇給の実態は様々ですが、効果的に昇給を行うためには、以下2点を押さえていただくと良いでしょう。1.長期間(10年以上)同等額で昇給し続けられるか2.昇給がスタッフの勤務意欲につながっているか■「長期間同等額で昇給し続けられるか」 クリニックによっては、1万円...
2016年4月より、キャリアアップ助成金の支給金額が引き上げられました。キャリアアップ助成金とは、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といったいわゆる非正規雇用の労働者の医院内でのキャリアアップ等を促進するために、取り組みをした場合に支給されるものです。助成金は次の6つのコースに分けられます。I. 有期契約労働者等の正規雇用等への転換等を助成する「正規雇用等転換コース」II. 有期契約労働者...
では、平成29年4月(2017年)に予定されている消費税率10%への引き上げには、どのような対策が取られるのでしょうか。 現状で考えられる損税解決策としては、次の4つの方法が挙げられます。 大きな区分としては、消費税法第6条の非課税規定を見直し、社会保険診療に関しても課税取引に改める方法か、現状のままの非課税規定の元での解決策に区分されることになります。 (1)課税方式への変更 課税方式への変更...
平成29年4月(2017年)には消費税率10%への引き上げが実施される予定となっています。 以前より課題となっていた軽減税率導入については、食料品全般に対する軽減税率導入制度が実施される事となりました。 一方、医療機関の控除対象外消費税(いわゆる損税)問題については、中央社会保険医療協議会において「医療機関等における消費税負担に関する分科会」が、平成24年6月(2012年)に第1回が開催され、平...
医療機関の広告手法としては、駅看板、電柱広告、タウンページというものが主流でした。しかし、今は患者さんがこのような広告媒体に頼ることなく、インターネットによる医療機関検索を行うようになっています。平成23年健康保険組合連合会「医療に関する国民意識調査」によると、医療機関を選ぶときの情報源は、次の様な現状が分かります。平成23年健康保険組合連合会報告書医療機関を選ぶ時の情報源に関してのアンケート調...