今回の医療法改正には5つの改正ポイントが挙げられます。(1) 特定機能病院のガバナンス改革に関する規定が創設(2) 持分無し医療法人への移行期間の認定制度の延長及び認定医療法人への贈与税非課税要件が大幅緩和(3) 医療機関開設者に対する監督規定整備(4) 検体検査の品質・精度管理に関する規定創設(5) 医療機関のウェブサイトなどにおける虚偽・誇大などの表示規制の創設この中で多くの医療機関に関わる事...
医療機関のホームページ広告については、医療情報提供内容等のあり方に関する検討会で規制の範囲や、規制のあり方について引き続き検討がなされています。平成28年3月24日に第1回が開催され、平成30年1月25日では第8回が継続的に開催されています。ホームページ広告のメリットを生かしながら、特に美容外科等に多くみられる不適切な広告内容に規制をどのように掛けるべきかの議論が続けられています。その主たるポイン...
今年も残り僅かとなり、来年度の予算編成の議論が本格化するとともに、診療報酬改定と介護報酬改定に関する報道も増えてきている。 センセーショナルな見出しに踊らされることの無いように、今後の改定スケジュールについて確認してみたい。○改定率について 改定の直前の11月頃には改定率について新聞を賑わす機会が増えてくる。改定率の発表は例年12月20日前後になるが、それに向けて10月下旬から厚生労働省と財務省...
医療機関のホームページに規制が掛かるのではと言われています。平成23年10月から平成24年6月に「医療情報の提供のあり方等に関する検討会」が開催され、一度議論がなされました。そして、平成28年3月から9月にかけて、第2回目の検討会が開催されました。この検討会内容を理解する上で、医療法におけるホームページの取り扱いについて解説致します。医療法における広告に該当するのは、次の三要件全てが該当した場合と...
外来アンケート又は接遇アンケートとは、来院患者さんに自院の接遇対応の実態について意見を求める手法です。院長先生は診察室で診察する時間が長く、受付や看護師の対応の実態を把握する事が出来ない場合が多く、自院の接遇対応の実態を定期的に把握し見直す手法としてアンケートを実施することをお薦め致します。その実施効果としては、次のようなものが挙げられます。外来アンケート実施効果院長受付、看護師の接遇実態の把握を...