~開業医の後継者問題と第三者承継のスキームについて~1,診療所の施設状況と問題意識中小企業庁のデータでは、60歳以上の経営者の半数以上、個人事業主の約7割が自らの代で事業の継続を断念するとしています。その多くが黒字経営であるにもかかわらずです。産業界と同様に、医療機関もまた、後継者不在の問題を抱えています。厚生労働省の医療施設調査から動態をみると、2019年10月1日現在の活動中の施設数は179,...
厚生労働省が行っている新型コロナウィルス感染症感染拡大防止を支援する支援金について時系列的に見てみます。まず最初に令和2年6月に補正予算として新型コロナ感染症緊急包括支援事業が事業規模2.589億円で計上されました。医療機関・薬局における感染拡大防止等支援事業として、対象期間は令和2年4月1日から令和3年3月31日に支出される感染拡大等防止等の支援金として、無床診療所(病院・有床診療所・薬局等は別...
日本医師会による日本の医療に関する意識調査によると、待合室で感染症に感染する不安を感じている患者さんの割合が60.3%と多くの患者さんが不安を抱えている事が報告されています。又、男女別・年齢別では40~49歳の女性が89.7%と突出した高い数値を示しており、この年代の女性が医療機関の待合室での感染不安に強い危機感を感じている事が意識調査から読み取れます。患者さんの待合室における感染不安への対策は、...
2020年6月第二次補正予算で、新型コロナ感染症緊急事業包括支援事業として予算規模2,589億円が計上されました。保険診療を行う医療機関、薬局を対象として、新型コロナ感染症の院内等での感染拡大を防ぐための取り組む費用を補助するものです。補助上限額は、 ・病院(医科・歯科) 200万円+5万円×病床数 ・有床診療所(医科・歯科) 200万円 ・無床診療所(医科・歯科) ...
令和3年3月から稼働するオンライン資格確認システム(以下、オン資)について確認してみたい。7月に支払基金から資料が送付されて来たのでどのようなシステムなのか分からない方々も多いと思うが、オン資とは文字通りオンラインで保険証の資格確認が出来るシステムである。患者がマイナンバーカードを認証端末にかざすことで、保険の資格の有無が瞬時に確認出来るのだ。従来の保険証を用いて確認することも可能なので安心して欲...